さくらこの盗賊クィーンへの道

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カラコラム物語 第一章 5

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第一章

5.独断単独行動

ある満月の夜。
いま、私はカラコラム王宮の5kmほど東の崖の上に待機している。

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さくらこ@killer「あそこがカラコラム王宮のある場所ね。地図から
        すると此処から北に7km西に5km行ったところに
        秘密の抜け穴があると言うことね。」


さくらこの後ろには大木の足元に灯る焚き火の明かりしか存在しない。
そう、単独での潜入を決めたのである。


さくらこ@killer「は~今になってみると色々不安だわ。それに後になって
        みんなに何と言われるやら・・・」
さくらこ@killer「最悪様子見だけでも出来たらいいかな。あわよくば・・・
        お宝ね!いや・・・命あってのものだねかな・・・」


さくらこの周りを、まるで全てを凍てつかせるかのような冷たい風が吹く。
遠くの空では野獣とも思える遠吼えや奇妙な甲殻類特有の軋み音が聞こえる。
そこはまさに夜陰にまぎれていつモンスターに襲われても不思議では無い
状況であった。


さくらこ@killer「明日はきつくなるからもう休もう。」


体を震わせながら極寒の中、暖を取る。
無論寝むれるわけなど無い。
むしろ寝たら死ぬ寒さだ。




―翌朝。
吹雪も収まり快晴となる。
この寒さの中で唯一の救いである。
野営の最低限の荷物を木の根元に隠すと出発の準備に取り掛かる。

さくらこ@killer「POTは持ったし、丸薬も十分持った。此処には氷の
        魔法を使う魔物がいるからね・・・」

森の木々についた雪の結晶が朝日をはらんでまるで宝石のように輝く。
そこはまるで和田の温暖な草原からすると考えられないほどの状況
ではあるが、美しさはけして引けをとらないほどであった。


さくらこ@killer「さぁ行こう!」


そうさくらこが言葉を発した瞬間、後ろから声が聞こえた。



黒柴@killer「すこし水くさいんじゃ~ないか?ボスよ?」


振向くとそこには黒柴がいた。


黒柴@killer「こういうことは一人でやるもんじゃぁ無いぜ?」
さくらこ@killer「黒さん・・・覚悟はあるの?」
黒柴@killer「覚悟も何も、ぜってー戻ってくれば良いだけの話しだろ?」
さくらこ@killer「そうね・・・黒さんひとりだけできたの?」
黒柴@killer「ああ。オレも皆には黙ってボスの後を着いてきたからな。」
さくらこ@killer「うん。わかった。黒さんがいると心強いわ。」
黒柴@killer「惚れるなよ?」
さくらこ@killer「うん。それは無いから」
黒柴@killer「・・・・・・・・」
さくらこ@killer「先を急ぎましょう。ここから北に7km西に5km
        行ったところに秘密の抜け穴があるわ。といっても、
        モンスターの通り道なんだけど・・・」
黒柴@killer「おいおい・・・いきなりきついな・・・」
さくらこ@killer「期待してるわよ。」
黒柴@killer「ついてこなければよかったかな・・・」
さくらこ@killer「何よいまさら。」
黒柴@killer「ふははは。冗談だぜ?」

さくらこの不安を払拭するかのような黒柴の参戦により、
一気に賑やかになった潜入隊。


しかし、この二人がこの後修羅場を経験することは今はまだ知る由も無い。




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それでは今日はこの辺で。
また次回お楽しみに^^ノシ


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by sakurako_killer | 2007-01-31 13:37 | カラコラム物語