人気ブログランキング | 話題のタグを見る

さくらこの盗賊クィーンへの道

ブログトップ

カラコラム物語 第一章 7

右のカテゴリで『カラコラム物語』を選んでいただきますと、
物語だけ読めるようになります。

第一章

7.女氷戦士

さくらこと黒柴はいま、西の塔から王宮へと続く通路の途中にいる。
通路といっても普通の大きさではない。
道幅は25mにも及び、距離は300m程あるだろうか。

黒柴@killer「ひゃ~・・・こりゃあ広くて長いなぁ・・・・
      オレの家がそっくり入っちゃうんでないの?」
さくらこ@killer「それだけカラコラム王国が栄えていたと言うことね」
黒柴@killer「お宝も期待できるってわけだな?」
さくらこ@killer「普通じゃ考えられないほどかもね・・・」

さくらこ@killer「それだけに・・・」
黒柴@killer「守りも厳重・・・・って事だな?」

しばらくすると、王宮側の入り口にたどり着いた。
その先には2階まで吹き抜けている大広間があった。
そして、その中央にふわふわとまるで水の妖精を思わせるような
生き物が浮いているのであった。背中から羽のようなものが生え、
その目は全てを凍らせてしまうほど冷たく鋭い。全長は10mを
越すかと思わせるほどの巨体である。

さくらこ@killer「しまったわ!まさかこんなところに此れほどの
       魔物がいるとは・・・」
黒柴@killer「結構強いのか?」
さくらこ@killer「さっきの魔人なんか比べ物にならないくらいね・・・
       しかも、ここにいるのはその中でも特に強い
       エリートクラスよ・・・」
黒柴@killer「それはヤバイな・・・どうする?やれるのか?」
さくらこ@killer「かなり難しいわね・・・でも無理は承知の上だわ」
黒柴@killer「さすがボス!そうこなくちゃな!!」

さくらこと黒柴は二手に別れ陽動しながらお互いに攻撃を加えていった。
しかし、二人では大してダメージも与えられない。
それでも徐々にダメージを蓄積していく。

黒柴@killer「くそぉ~まったく倒せる気がしない!が、確実に
      弱っていることは確かだ」
さくらこ@killer「そうね!このまま行けば倒せるかもしれないわ!」
黒柴@killer「こいつ倒したら印章武器でも落としそうだな。」
さくらこ@killer「黒さん!最後まで気を抜いちゃダメよ!」
黒柴@killer「へいへい。」


それからどれだけの時間がたっただろうか。

女氷戦士もかなり傷つき、瀕死の状態である。
一方さくらこと黒柴もかなりの疲弊状態にあるが、やや優位なのは
後者であろうか。

黒柴@killer「そろそろ止め刺しちゃるぜ!!」
さくらこ@killer「最後の最後が危ないのよ!向こうも死ぬ気で
       襲ってくるからね!」
黒柴@killer「わかってるぜ!よしオレの最強コンボだ!」


そういうと、黒柴が弓を構える。
そして連続の攻撃が始まった。

黒柴@killer「四連から絶殺!抗魔から爆滅だぁ~!!!」

黒柴の矢が次々に女氷戦士に突き刺さっていく。
しかし女氷戦士の一瞬の目の輝きをさくらこは見逃さなかった。

さくらこ@killer「黒さん危ない!!」
黒柴@killer「え?なに?」

女氷戦士「ワタシハ・・・ココデホロビルガ・・・・・・オマエモ・・・
    ミチズレニ・・・・シテ・・」



そう言うと黒柴の攻撃をまともに受けながらも、
女氷戦士は体内から濃密な魔力のこめられた氷のブレスを吐き出した。


さくらこ@killer「これは危険よ!避けて!!」

さくらこは鬼影神歩でその場を避けた・・・
が、技に入っていた黒柴はまともにブレスを受けてしまった。
足元に受けたブレスはそこから凍り始めたのである。


さくらこ@killer「黒さん!!!」
黒柴@killer「さくらこ!離脱しろ!!!」
さくらこ@killer「黒さんを置いて離脱できないわ!」
黒柴@killer「馬鹿!お前が離脱しなきゃ誰がオレを助けに来るんだ!」
さくらこ@killer「!!!」
黒柴@killer「どうやらこの氷は生気を吸い取るものらしい。
      すぐには死なないだろう・・・それまでに・・・
      死ぬ前に助けに来い!」
さくらこ@killer「・・・・・わ・・・わかったわ・・・」
黒柴@killer「そうだ。まずはここから離脱しろ。それだって十分
      難しいかも知れないけどな」
さくらこ@killer「絶対!!助けに来る!!!」
黒柴@killer「ああ。あたり・・・・ま・・え・・・だ・・・・・」
さくらこ@killer「黒さ~~~~~ん!!!」


そう言うと黒柴は氷のなかに閉じ込められ身動きも取れなくなって
しまった。

さくらこは放心状態になってしまった。しかし一瞬にして我に返る。
そう其処は今やモンスターの真っ只中なのであった。



「黒さんヤバイヨヤバイヨ(出川風)」これからどうなっちゃうの!?と思って下さる方はこちら

それでは今日はこの辺で。
また次回お楽しみに^^ノシ


ランキングも10位↓に落ちちゃった!!
これからもがんばりますので、みんなでランキング上げて多くの人に読んでもらいた~い
よろしければクリックしてね↓
シルクロードオンラインブログサイト
by sakurako_killer | 2007-02-13 09:16 | カラコラム物語